悪い歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにきれいな歯ならびにする歯科治療です。
歯がふぞろいだったり、噛み合わせが悪い状態の「不正咬合」や、上下のあごの骨格的ずれや形態異常による「顎変形症」等を矯正器具を使用し、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくり治していきます。
矯正治療は永久歯が全部きれいに並び終え、顎の発育が落ち着いてはじめて終了となります。ということは、永久歯が生えそろわないと終わらないということです。
それでは、永久歯が生えてからスタートした方が、早く終わるのでしょうか?治療の期間だけをとってみますと、そうともいえますが、治療の内容を考慮しますと、次のような考え方があります。
上の顎と下の顎の位置・大きさのバランスが取れていない場合、顎が成長する時期(身長が伸びる時期とほぼ同じです。)を逃すと治療が難しくなることがあります。
早い時期に相談していただきますと、その後の治療計画が立てらえます。
それによって大掛かりな装置を使わずに、早めに予防や治療ができる可能性が高くなります。
人によってその期間はちがいますが、歯を移動するのに大体2~3年、その後、歯を保定(動かした歯を安定させること)するのに1~2年かかります。
中にはそれ以上の期間を必要とする場合もあります。
このように長い期間を必要とする理由は、矯正治療が、不正な関係にある上下の顎の成長を青銅な軌道にのせたり、歯の生えかわる時期に起こってくる噛み合わせの不正を正常な方向に誘導することを目的としているからです。
そして、顎の骨の中に植えられている歯を、その周りの部分に損傷を与えないように、徐々に移動するので時間がかかるのです。
調節の必要な装置を使用しているときは、大体1ヵ月に1度の割合で通院すれば十分です。
※永久歯の生えてくるの観察したり、保定期間には3ヶ月あるいは半年に1度位の通院となります。
矯正治療には、健康保険が適用になりません。以下の費用が掛かります。
料金(税別) | ||
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初診相談料 | 0円 | |
検査料 | 15,000円 | |
診断料 | 15,000円 | |
矯正施術料(★1) | 第Ⅰ期治療費 (予防矯正、混合歯列期の治療) |
300,000円 |
第Ⅱ期治療費 ※ (通常矯正治療、成人矯正治療) |
700,000円~ | |
保定装置料 | 15,000円~(片顎) | |
処置および調節料(★2) | 5,000円 |
※第Ⅰ期の治療終了後、第Ⅱ期治療に移行する場合、その費用は第Ⅰ期治療費を差し引いた金額になります。
★1 矯正治療に必要な装置、器具の費用および治療技術料
★2 装置の調整あるいは経過管理のために治療ごとにかかる費用です。
歯は、日常生活を送る上で必要不可欠です。
特に矯正治療は、健康保険が適用にならないぶん、お悩みの方は、ぜひ早期ご相談にお越しください。